仕事・家庭・育児をこなす上で大切な意識

仕事を頑張りすぎれば家庭と育児が疎かになり、一方で家庭と育児をメインにすると仕事が疎かになってしまうという悩みを抱える人は多いです。双方を両立させて、ワークライフバランスを保つためには、それぞれにどう関わっていくかを考える必要があります。

ここが曖昧になってしまうと、上手くできない自分を責めたり、慌ただしくてつらいだけになったりと、ネガティブな溝にはまり込んでしまいます。そうならないためには、理想の形を探り、確立していくことが大切です。

たとえば、共働きで育児真っ最中という場合、子どもと長く一緒にいたいと思う反面、少しでも多く働いて家計を支えたいという思いもあり、葛藤してしまうことはよくあるケースです。こうした悩みが出てきた時は、優先順位を考えることが大事です。「今は育児が大変で体力的にフルタイムは無理」「子どもが小さいうちは一緒にいたい」など、自分の本音をしっかりと書き出しましょう。

それに従い、自分に合った働き方を選ぶことで、モヤモヤすることは少なくなります。その際に「子どもが高学年になったらフルタイムで働く」という形で目標も決めておくと先々動きやすくなります。ただ、子育て初心者の場合は、最初に周囲の子育ての先輩から話を聞いておいた方が良いです。実際に経験している人の視点は、非常に為になるので、積極的に相談をするようにしましょう。

共働きで子育ても奮闘している人にまず言いたいのが「完璧な人などいない」ということ。仕事も家庭も育児もすべて完璧にこなす必要はありません。人間一人に与えられた時間には限界があり、体力にも限界があります。きつくなった時は、どこかで手を抜いたり、誰かに頼って助けてもらうことも大切です。

頑張り屋さんな人ほど、自分だけでどうにかして乗り越えようとするので注意が必要です。自分を追い込まず、持ちつ持たれつの精神でやっていくようにしましょう。