知っておきたい託児所と保育所の違い

日本において、子どもを預ける施設には種類があります。共働きが当たり前となった今、親になればほとんどの人が子どもを預けることになるでしょう。そこでここでは、託児所と保育所の違いについてまとめてみました。

託児所は、国の管轄がない施設です。受け入れ対象年齢は託児所によって異なりますが、だいたい0歳児から小学校入学前までのところが多いです。保育時間についても、託児所によってさまざまです。日中のみの場合もあれば、24時間運営している場合もあります。一般的に託児所は、決まった時間に保育をするというよりも、親が買い物している間や美容院に行っている間に預かってもらう場合に利用されることが多い施設です。

一方、保育所は、厚生労働省が管轄している施設です。0歳から6歳までが対象となっています。保育時間は朝7時から夜7時までのところもあれば、朝7時から夜9時までのところもあります。そして、保育所は認可保育所と無認可保育所に分けることができます。認可、無認可には基準があり、これを満たしていない場合は運営を続けることはできません。また、保育所は働く保護者のための施設として作られているため、基本的に毎日利用することが想定されています。よって、託児所は一時的に預かって欲しい時、保育所は共働きで日中親が不在になる時という形で考えておけば良いでしょう。

託児所や保育所は、人口が密集する都会になるほど、空きがない状態になりがちです。そのため、預け先がなかった場合のことも考えておく必要があります。近くに親や友人がいれば、事前に相談しておくと安心です。また、地域によっては一時的に預かってくれる託児ボランティアもあるため、調べておくと良いでしょう。